【レビュー】FitEar MH334 中域重視のモニター系
社畜がつらいのでレビューブログを書きます(支離滅裂な思考・発言)
MH334のざっくり解説
MH334はFitEar製のカスタムIEM(耳型を採取してオーダーメイドする特殊なイヤホン)です。FitEarは主にカスタムIEMを製造しているブランドですが、中でもMH334は最も基本的な性能の機種です。ドライバ構成はBA4基(High*1/Mid*2/Low*1/3way)で、中域を前面に押し出した音が特徴です。
使用環境
・プレイヤー: AK70 mkIIかDP-CMX1
・リケーブル: Beat Audio / Signal FitEar-2.5mm
いいところ
フィット感の良さ
カスタムIEMは自分の耳型から作成されるので、まずはなんといってもこれです。
特にFitEarは他ブランドより精度が良いと言われており、「長時間つけていられない」「耳に合わなくて送り返した」なんていう評判はほとんどありません。
中域中心のバランスの良さ
解説にも書いたとおり中域がとても得意で、なおかつ楽器もしっかり鳴らしてくれるバランスの良さが特長です。ボーカルをメインで聞く人ならかなりハマる音だと思います。
解像度の高さ
ステージモニターやミックスに使われるだけあって、非常に解像度が高いです。ひとつひとつの音を細かく聞くことができ、他のイヤホンでは聞こえなかった音に気づくことができます。
シェルの綺麗さ
見た目のかっこよさは所有感を満たすには重要なパラメータだと思います。記事冒頭の写真だけでは伝わらないぐらいシェルが透き通っており、とても綺麗でかっこいいです。
わるいところ
耳型採取が面倒・困難
フィット感の代償その1です。
耳型は採取時の体調やら睡眠やらで差が生まれてしまうらしく、前日・当日は結構気を遣います。また、田舎だとそもそも採取してもらえる場がなく遠出するほかないといったこともあります。
// 中国地方(できれば山陰)で耳型取れるところご存知の方いたら教えてください
受け取りまでに時間がかかる
フィット感の代償その2です。
そりゃそうやんと言えばそうなのですが、作成工程上どうしてもオーダーから手元に届くまで時間がかかります。ブランドによって変わりますが、FitEarは約4週間ほどかかります(カスタム全体で見れば短い方)。
おすすめの音楽とか
基本性能が高く、どんな音楽でも良い音で鳴らしてくれます。強いて言うなら、複数ボーカル系の音楽はハモリが綺麗に聞こえてとても好きです。
おわりに
手元に来てから2ヶ月ほど使っていますが、音については欠点が見つからないぐらい完成度が高いです。手持ちで一番「良い音」のイヤホンを聞かれたら真っ先にこれを挙げるぐらい気に入っており、かなりおすすめできる一品です。
